
~年末年始休業のお知らせ~
スピード経営とスマートファクトリーで未来を拓く /株式会社テルミック 代表取締役 田中 秀範
DXで進化するスピード経営とスマートファクトリー
独自開発の生産管理システムを軸に、変化の激しい製造業界でも即応できる仕組みを構築しました。営業は外勤から内勤へ移行し、見積回答は最短45分・平均24時間以内を実現。新人でも早期に成果を上げられる環境を整えています。
物流兼製造工場は2020年に自動倉庫1号機を導入して稼働を開始。その後拡張を重ね、2024年には自動倉庫2号機を追加しました。約1,500種類の製品を効率的に保管・管理できる体制を整え、納期短縮と品質強化を同時に実現。基幹システムとの連携により出荷スピードも格段に向上しています。
DX推進の中核「3ゼロアクション」
「紙ゼロ・ルーティンゼロ・残業ゼロ」を掲げ、業務の質とスピードを革新します。
紙使用量を80%削減。
この「3ゼロアクション」は単なる業務改善ではなく、組織全体の思考と行動を変える起点です。
全拠点での“見せる化(魅せる化)”
LEDビジョンを活用したデジタルサイネージを導入し、経営指標・KPI・稼働状況をリアルタイムで可視化。社員全員が直感的に成果を認識できる環境を整え、当事者意識と組織の一体感を高めています。
映像や動画を活用することで、静止画では伝えきれない進捗や勢いを共有でき、現場のモチベーション向上に直結。さらに情報を即時更新できるため、急な納期変更や生産調整にも迅速に対応可能です。
海外調達の革新 ― MICをハブとした新体制
中国子会社MIC(深圳・大連)をハブに、調達・検査・集約を一体化しました。単なる物流拠点ではなく、データ連携システムとして機能するDX基盤を構築しています。
サプライヤー連携:各仕入先からの製品情報・検査結果をMICで一元管理。クラウド上でリアルタイム共有し、国内外の拠点から即時アクセス可能。
品質データの即時反映:不具合品は現地で差し戻し、検査データをシステムに即時反映。国内工場は修正指示や再発防止策を迅速に展開できる。
物流データ統合:複数仕入先の部品を一括出荷し、通関・輸送情報を電子化。輸送ステータスを可視化し、納期予測を精度高く算出。
スピード輸送:エアー便活用により最短翌日に国内到着。輸送データもシステムに連携され、営業・生産計画に即時反映。
MICは国内工場の負荷軽減と納品スピード最大化を担う“センター前センター”であると同時に、サプライチェーン全体のデータ連携ハブとして機能しています。今後はアジア圏を中心に、海外市場への供給拠点としての活用も視野に入れ、国際的なデータ連携プラットフォームへ進化させていきます。
DX推進体制の強化
DXを推進するための人員体制を拡充しました。
ITシステム・デジタル技術活用環境
DXを支える基盤として、ITシステムとデジタル技術の活用環境を強化しています。
最後に
テルミックの挑戦の根底にあるのは、私たちが最も大切にしている 「ワクワク・幸せ・豊かさ」 という価値観です。この理念を軸に、製造業の枠を超えた社会的インパクトを生み出し、次世代の産業を牽引する、世界に誇れる企業を目指しています。
磨き上げた働き方や製造プラットフォーム、サステナビリティの仕組みを社会と共有し、企業や業界の壁を超えた共創を推進します。共創こそが、私たちの成長を支えるエンジンであり、イノベーションを加速させる原動力です。
変化の激しい未来にも挑戦を恐れず、新しい価値を生み出し続けます。テルミックはこれからも製造業の魅力と可能性を広げ、社会に笑顔と豊かさを届ける存在として、「情報型製造金属加工業」 の道を歩み続けます。